💰 やさしいお金

← 記事一覧にもどる

投資って危ないんでしょ?

──「怖い」の正体をやさしく解説

公開 更新

左は暗いモヤの中で正体が見えずに怖がるコブタの貯金箱、右は光の中でその正体(コインや芽)が見えて安心するコブタの貯金箱の対比イラスト

「投資って、なんだか危ない…」「大事なお金が減ったらどうしよう…」——
そう思って、なかなか一歩を踏み出せない方、とても多いです。
その気持ち、すごくよく分かります。

でも、じつはその怖さの正体は「よく知らないから」なんです。
中身が分かると、怖さはぐっと小さくなります。
このページでは、投資の"こわい"を、初心者の方にもやさしくほどいていきますね。

📖 この記事でわかること

  • ・「なんだか怖い」の正体は"知らないこと"
  • ・失う上限は「投じたお金まで」というしくみ
  • ・本当に危ない取引(レバレッジ)の見分け方

なぜ投資は「怖い」と感じるの?

人は、知らないものを怖いと感じる生きものです。
真っ暗な部屋、はじめて行く場所、中身の分からない箱。
投資が怖いのも、これと同じ。「よく分からないもの」だから、必要以上に大きく怖く見えてしまうんです。

逆に言えば、しくみや「どれくらいのリスクなのか」を知ってしまえば、むやみに怖がらずにすみます。
大事なのは、正しく知って、正しく怖がること。
これから、その"正体"を一緒に見ていきましょう。

じつは、宝くじのほうが「お金を失いやすい」

ひとつ質問です。宝くじ、買ったことはありますか?
1万円分まとめて買っても、そこまで「こわい」とは感じませんよね。
でも数字で見ると、宝くじはなかなかシビアです。

宝くじは、みんなが買ったお金のうち、当せん金にまわるのは約46.5%だけです(総務省・宝くじ公式の公表値。法律でも「当せん金は売り上げの50%以内」と決められています)。
残りの半分以上は、公共事業の費用や経費などに使われ、当せん金にはなりません。

ここでお伝えしたいのは、宝くじで当たるのはごく一部の人だけだということ。
当たる確率はとても低いので、買った人のほとんどは当たらず、使ったお金はそのまま戻ってこないことが多いんです。

つまり宝くじは、「損をする人のほうが圧倒的に多い」と最初から分かっているものに、お金を出しているということなんです。

それなのに、1万円の宝くじが「こわくない」のはどうしてでしょう?
たぶん、失う上限が「1万円」だと最初から分かっているからですよね。
ここがとても大切なポイントです。

投資も「失う上限」は決まっている

じつは、投資もこれと同じなんです。
自分のお金で、ふつうに投資信託や株を買う場合、どれだけ値下がりしても、失うのは「買うのに使ったお金まで」
たとえば10万円分買ったなら、いちばん悪くてもその10万円がなくなるだけ。それ以上のお金を求められたり、借金を背負ったりすることはありません。

つまり投資も、宝くじと同じで「失う上限が分かっている」んです。
「分からないから怖い」の逆で、上限が見えていれば、むやみに怖がらずにすみますよね。

しかも、宝くじとは大きく違う点があります。
宝くじは「買うほど、平均ではお金が減っていく」もの。
でも投資は、長い期間、たくさんの会社に分けて(分散して)続ければ、お金が増えやすい傾向にあります(あくまで過去の傾向で、将来を保証するものではありません)。
同じ「上限が分かる」でも、宝くじと投資は、お金が減るか増えるかが正反対なんです。

⚠️ 本当に「危ない」のはこれ──初心者は絶対に避けて

「投資はこわい」「みんな大損する」という不安なイメージ──
じつは、その正体はこれです。
この記事で「怖くない」とお伝えしているのは、あくまでレバレッジを使わない、ふつうの投資(投資信託や株の現物)の話。次のような取引は、まったくの別物です。

キーワードは「レバレッジ(てこ)」。これは、自分のお金以上の金額を借りて大きく賭ける取引です。
当たれば大きく増えますが、外れたときは投じたお金がなくなるどころか、それ以上の損=借金を背負うこともあります
代表例が FX・信用取引・先物・オプション、暗号資産(仮想通貨)のレバレッジ取引 です。

初心者のうちは、これらには絶対に手を出さないでください。
短期間で大きなお金を失う人が多いのは、まさにこの世界です。
この記事の「怖くない話」は、レバレッジを使わない、ふつうの投資のことだと覚えておいてくださいね。

💡 FXについて:FXも、レバレッジをかけなければ損は投じた額までで、現物と大きくは変わりません。
危ないのは「FX」そのものより「レバレッジ」のほう。
ただしFXは"レバレッジをかけて大きく取引する"のが前提の商品なので、初心者は避けるのが安心です。

💡 暗号資産(仮想通貨)について:レバレッジをかけなくても値動きがとても激しく、短期間で大きく値下がりすることがあります(現物なら損は投じた額まで)。
もし持つなら、なくなっても生活に困らない"おこづかい程度"の少額にとどめましょう。

しかも「ゼロになるリスク」はとても低い

「上限が投じた額なのは分かったけど、その全部がなくなったら…?」——
そう心配になりますよね。
でも、とくに投資信託なら、その心配はかなり小さくなります。

投資信託は、1本買うだけで何百〜何千もの会社にまとめて投資しているようなもの。
だから、そのうち1社が倒産しても、全体から見ればごく一部で、大きなダメージにはなりません。
全部が同時にゼロになる=世界中の会社が一斉に消える、というくらいの話で、現実にはとても考えにくいことです。

※ただし「ゼロになりにくい」だけで、価格は上下します。
タイミングによっては買ったときより減る(元本割れ)こともある点は、覚えておいてくださいね。

個別株は「ゼロ」もありうる。でも工夫できる

いっぽうで、1つの会社の株だけを買う「個別株」は、その会社が倒産すれば価値がゼロになることもあります。
1つのカゴに卵を全部のせている状態なので、そこはきちんとお伝えしておきます。

でも、工夫すればゼロになりにくくすることもできます。
たとえば——

とはいえ、これは少し慣れが必要な世界です。
初心者はまず、自動で分散されている投資信託から始めるのが無難。
個別株は、慣れてきてから、余裕資金の範囲で挑戦すればOKです。

積立投資は、ネット証券の口座があれば少額から始められます。NISAは、その口座の中で使える「税金がかからない枠」です。まずはこの枠から使うと、同じ積立でも手取りが増えます。口座を選ぶ際は、手数料の安さと積立設定のしやすさを比較するのがおすすめです。

「正しく知れば」怖さは小さくなる

ここまで読んでいただいて、投資の"こわい"が少しほどけていたら嬉しいです。
最後に、怖さをやわらげる3つのポイントをまとめておきますね。

まずは少額から、分散された投資信託を、長い目で。
生活に必要なお金とは分けた「余裕資金」で始めれば、値動きにも少しずつ慣れていけます。

「実際に自分のお金だと、どれくらい増える・減るの?」が気になったら、複利・積立シミュレーターNISA・特定口座 比較シミュレーターで、数字を入れて確かめてみてください。
怖さは「知る」ことで、ちゃんと小さくできますよ。

🧭 「怖さは分かった。でも、そもそも自分は今やったほうがいいの?」という方は、そもそも私に投資は必要?で、投資の目的から考えてみましょう。
「じゃあ始めて大丈夫?」まで進みたい方は、投資、始めて大丈夫?(3つの土台)もどうぞ。

あわせて使いたいツール

よくある質問

Q. 投資でお金がマイナス(借金)になることはありますか?

A. ふつうに現物で投資信託や株を買う分には、失う上限は「投じたお金まで」で、借金を背負うことはありません。ただしFX・信用取引・レバレッジといった特別な取引は投じた額以上に損をすることもあるため、初心者のうちは使わないのが安心です。

Q. 投資信託でも損することはありますか?

A. あります。価格は上がったり下がったりするので、タイミングによっては買ったときより減る(元本割れする)こともあります。ただし投資信託は自動的にたくさんの会社に分散されているため、「価値がゼロになる」のはとても考えにくい、という性質があります。

Q. 宝くじと投資、どっちがいいの?

A. 目的が違います。宝くじは「夢を買う」娯楽で、平均すると使ったお金の半分以下しか戻りません。投資は資産を育てる手段で、長期・分散で続けた場合はプラスになりやすい傾向にあります(あくまで過去の傾向で、将来を保証するものではありません)。お金を「増やす」ことが目的なら、投資のほうが向いています。

Q. 怖いので、まず何から始めればいいですか?

A. まずは少額(月100円〜のところもあります)で、たくさんの会社に分散された投資信託を、長い目でコツコツ。生活に必要なお金とは分けた「余裕資金」で始めるのが基本です。NISAを使えば利益に税金もかかりません。

Q. 個別株は初心者はやめたほうがいい?

A. 絶対にダメというわけではありませんが、1社に集中すると、その会社が倒れたときに価値がゼロになるリスクがあります。まずは自動で分散された投資信託で慣れてから、余裕資金の範囲で個別株に挑戦するのがおすすめです。

免責事項

本ツールの計算結果は、入力された条件に基づく概算のシミュレーションであり、将来の運用成果や税額を保証するものではありません。投資には価格変動リスクがあり、元本を割り込む可能性があります。実際の投資・税務の判断は、金融機関や税理士等の専門家にご相談のうえ、ご自身の責任で行ってください。当サイトは特定の金融商品の推奨や投資助言を行うものではありません。また、当サイトにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。詳しくは免責事項をご覧ください。