証券口座って何?
──銀行口座との違いと、初心者の口座の選び方
公開 ・ 更新
「NISAを始めよう」と思って調べ始めると、必ず出てくる言葉が「証券口座」。
でも——「そもそも証券口座って何?」「銀行の口座とどう違うの?」で、つまずいていませんか?
大丈夫です。ここを最初に押さえておけば、口座開設の画面で迷わなくなります。
このページでは、証券口座がどんなものか、そして初心者はどの種類を選べばいいのかを、やさしく整理します。
📖 この記事でわかること
- ・証券口座=「投資用の入れ物」というイメージ
- ・銀行口座とのちがいと、NISAとの関係
- ・初心者が選ぶ口座の種類(迷ったらこれでOK)
証券口座とは? ひとことで言うと「投資用の入れ物」
証券口座は、かんたんに言うと投資のお金や商品を入れておく専用の入れ物です。
銀行口座が「現金を入れておく財布」なら、証券口座は「株や投資信託を買って持っておくための財布」。
役割がちがう、別の入れ物だと考えてください。
銀行口座
現金を入れておく入れ物
証券口座
投資商品を入れておく入れ物
ポイントは、NISAは証券口座の中に作る「税金がかからない特別なスペース」だということ。
だから「NISAを始める」=「証券会社などで口座を開く」ことなんです。
投資を始めるには、まずこの入れ物を用意する、というわけです。
口座には「種類」がある(ここだけ押さえればOK)
口座開設の画面では、口座の「種類」を選ぶ場面が出てきます。
ここで多くの人が固まってしまうのですが、覚えることは少しだけ。ざっくり次の3つです。
| 口座の種類 | どんな口座? | 初心者は? |
|---|---|---|
| 特定口座 (源泉徴収あり) | 利益が出たときの税金の計算・納税を、証券会社が代わりにやってくれる。 原則、確定申告がいらない。 | これでOK |
| 特定口座 (源泉徴収なし) | 年間の損益はまとめてくれるが、税金は自分で確定申告して納める。 役立つ場合もあるが、初心者には手間が増えやすい。 | 使わなくてOK |
| 一般口座 | 損益の計算も申告も、全部自分で行う。 上級者向け。 | 使わなくてOK |
👉 迷ったら「特定口座(源泉徴収あり)」でOK
税金の計算も納税も証券会社にお任せでき、確定申告もいりません。
これを選んでおけば、あとで困ることはありません。
残りの2つは初心者のうちは使わなくて大丈夫です。
そしてこれとは別に、非課税のNISA口座があります。
NISAには投資できる枠に上限があるので、枠を超えた分は特定口座で買う——という形になります。
そのため多くのネット証券では、口座開設のときに「特定口座」と「NISA口座」を一緒に申し込むのがふつうです。
「じゃあ、どの証券会社で開けばいいの?」も気になりますよね。
初心者の定番は、口座数の多い大手ネット証券——SBI証券と楽天証券です。
この2つの違い(手数料・ポイントなど)は、SBI証券と楽天証券のかんたん比較にまとめています。
NISA口座は銀行・証券会社ごとに取扱商品や使い勝手が異なります。積立投資が目的なら、取扱本数が多く手数料の安いネット証券を比較して選ぶのがおすすめです。
口座を開くのに必要なもの・かかる時間
証券口座は、ネットで完結して開けます。印鑑も不要。
用意するのは、次の2つだけです。
- ① 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- ② マイナンバーが分かるもの(マイナンバーカード、通知カードなど)
申し込み自体は10〜20分ほど。
そのあと本人確認などを経て、数日〜2週間ほどで口座が使えるようになります。
マイナンバーカードがあると、オンラインでよりスムーズに進みます。
💡 NISA口座は「同時に申し込む」だけ
証券口座の申し込み画面では、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのに続いて、「NISA口座も開設する」を選ぶ欄が出てきます。
ここにチェックを入れれば、証券口座とNISA口座をまとめて申し込めます。あとから別で開く必要はありません。
なおNISA口座は税務署の確認があるため、使えるようになるまで少し時間がかかることがあります(最近はすぐ使える証券会社も増えています)。
まとめ:この3つだけ覚えれば大丈夫
むずかしく見える証券口座も、初心者が押さえるのは次の3つだけです。
- ① 証券口座=投資用の入れ物。NISAはその中の非課税スペース。
- ② 種類は「特定口座(源泉徴収あり)」を選べばOK。確定申告いらずでラク。
- ③ 「特定口座」と「NISA口座」を一緒に開くのがふつう。
🚀 入れ物のことが分かったら、次はいよいよ実際の始め方です。
「じゃあ、どこで・どうやって口座を開くの?」は、NISAって、じゃあどう始めるの?(口座の作り方)で、3ステップにそって具体的に案内しています。
SBI証券と楽天証券の違いも、その記事の比較表で分かります。
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よくある質問
Q. 証券口座と銀行口座は、何が違うのですか?
A. 役割が違います。銀行口座は現金を預けたり出し入れしたりするための口座です。一方、証券口座は株や投資信託などの「投資商品」を買ったり持っておいたりするための口座です。投資を始めるには、この証券口座が必要になります。
Q. 特定口座と一般口座、どちらを選べばいいですか?
A. 初心者の方は「特定口座(源泉徴収あり)」を選べば大丈夫です。利益が出たときの税金の計算・納税を証券会社が代わりにやってくれるので、原則として自分で確定申告をする必要がありません。一般口座は自分で損益計算と申告をする必要があり、上級者向けです。
Q. 「源泉徴収あり」と「なし」は、どちらがいいですか?
A. 迷ったら「源泉徴収あり」で問題ありません。利益から自動で税金が引かれるため、確定申告の手間がかからないのが理由です。「なし」は自分で確定申告する方式で、状況によってメリットがある場合もありますが、初心者のうちは「あり」で十分です。
Q. NISA口座だけを持てばいいのではないですか?
A. NISAには年間・生涯の投資枠に上限があります。その枠を超えて投資したい場合は、課税される通常の口座(特定口座)が必要になります。そのため、多くのネット証券では口座開設時にNISA口座と特定口座をまとめて申し込む形になっています。
Q. 口座を持っているだけで手数料はかかりますか?
A. ネット証券なら、口座の開設・維持は基本的に無料です。持っているだけで費用がかかることはありません。実際にかかるのは、投資信託を保有している間の「信託報酬」などの運用コストです。
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