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結局、NISAで何を買えばいいの?

──初心者は「全世界インデックス」がラクな理由

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たくさんの投資信託が並ぶ棚を前に迷うコブタの貯金箱と、全世界インデックス(地球の箱)を1つ選んで安心するコブタの貯金箱のイラスト

「新NISAのしくみは、なんとなく分かった」「投資も"そこまで怖くない"かも」。
そう思えてきても──「で、結局なにを買えばいいの?」で止まってしまう方、とても多いです。
商品がたくさんありすぎて、迷ってしまいますよね。

先に結論をお伝えします。初心者の方は、「全世界の株式に連動するインデックス投資信託」を1本、コツコツ積み立てる——これでOKです。
理由を、手数料や過去の成績を見ながら、やさしく説明していきますね。

📖 この記事でわかること

  • ・迷ったら「全世界インデックス」でOKな理由
  • ・手数料の差が30年で数百万円になるしくみ
  • ・「好きな分野」と上手に付き合うコツ

まずは「投資信託のインデックス」でOK

投資信託は、たくさんの会社の株を、少しずつ詰め合わせたセットのようなもの(前回の記事でお話しした「分散」ですね)。
その投資信託には、大きく2つのタイプがあります。

インデックス型 アクティブ型
ねらい 市場全体(例:全世界)にまるっと連動 プロが銘柄を選び、市場平均に勝つことを目指す
手数料(信託報酬) 低め(年0.1%前後〜) 高め(年1〜2%が多い)
初心者は? まずはこちら 慣れてから検討でOK

「プロが選ぶアクティブのほうが強そう」と思いますよね。
ところが後で見るように、長い目で見ると、アクティブの多くはインデックスに勝てていません
だからまずは、市場全体にまるっと乗っかる「インデックス」で十分なんです。

とくに「全世界(オルカン)」がラクな理由

インデックスの中でも、初心者にいちばんラクなのが「全世界株式」のインデックス("オルカン"=オール・カントリーとも呼ばれます)。
1本買うだけで、世界中の何千もの会社にまとめて投資できます。

たとえば「これからはこの国だ!」と1か国に絞ると、その国が不調だと成績もへこみます。
でも全世界なら、どこかの国が伸びれば、その恩恵を自動で受け取れます
自分で「どの国・どの分野が伸びるか」を当てにいかなくていい——
これが、面倒が少なく、不安になりにくい大きな理由です。
迷って手が止まりがちな初心者ほど、この"考えなくていい"はありがたいんです。

「では実際にどんな商品?」という方のために、代表的な低コストの全世界インデックスを一例として挙げます(特定の商品をおすすめするものではありません)。

📦代表的な低コストの全世界インデックス(一例)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 信託報酬 年0.05775%(税込)
  • 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド 信託報酬 年0.0561%(税込)

※2026年7月時点。信託報酬は変わることがあります。
購入前に各社の最新の目論見書で必ずご確認ください。
特定商品の推奨・投資助言ではなく、代表的な一例です。

手数料(信託報酬)は「毎年ずっと」かかる

商品選びで、もうひとつ大事なのが手数料です。
投資信託には「信託報酬」というコストがあり、これは持っているあいだ、毎年ずっとかかります。
買うときだけでなく、ずっと効いてくるのがポイント。

手数料の差は、30年でこんなに大きくなる

「たった1%くらい」と思うかもしれません。
でも、実際に計算してみると、その差はびっくりするほど大きくなります。
毎月3万円を30年つみたて(積立の合計は1,080万円)、運用は年5%と仮定して、手数料だけを変えて比べてみましょう。

成績が同じでも、手数料が高いだけで、これだけ手取りが減ってしまう。
だから「低コストのインデックス」を選ぶだけで、有利なスタートが切れるんです。
自分の金額で、この手数料の差が何年後にいくらになるかは、投資信託の手数料比較シミュレーターで確かめられます。

「アクティブ」や「分野・国特化」は?過去の成績で見る

「手数料が高くても、そのぶん成績がいいなら?」——気になりますよね。
ところが、過去のデータはなかなかシビアです。
S&Pの調査(SPIVA)では、過去10年で、日本の大型株のアクティブ投信の約8割前後が、インデックスに負けていました(=市場平均より成績が悪かった)。
手数料が高いぶん、なおさら差が開きやすいんです。

では、「この分野は伸びる」と特定の分野や国に絞った商品(例:ハイテク、新興国など)はどうでしょう。
こちらは当たれば大きいけれど、外れも大きい
全世界インデックスにくらべて、値動き(上がり下がり)がとても激しくなりがちです。

💡 「この分野が好き・伸びると思う」も、否定しません

応援したい会社や分野がある気持ちは、とても大切です。それを我慢する必要はありません。
ただし、手数料の差と、値動きの大きさ(ときに全世界よりずっと激しい)は覚悟しておくこと
おすすめは、中心(コア)を全世界インデックスにして、好きな分野は"余裕資金でおまけ程度"に少しだけ持つ形。
これなら、楽しみつつ、大きく崩れにくくなります。

NISA口座は銀行・証券会社ごとに取扱商品や使い勝手が異なります。積立投資が目的なら、取扱本数が多く手数料の安いネット証券を比較して選ぶのがおすすめです。

まとめ:迷ったら「全世界インデックスを、コツコツ長く」

いろいろお話ししましたが、初心者がやることはとてもシンプルです。

好きな分野があれば、余裕資金でおまけ程度に。
でも中心は、全世界インデックスを低コストで、コツコツと。
これが、面倒が少なく、不安になりにくい"王道"です。

「自分の積立だと、将来いくらになる?」が気になったら、複利・積立シミュレーターNISA・特定口座 比較シミュレーターで、数字を入れて確かめてみてくださいね。

🚀 買うもののイメージがついたら、あとは口座を開くだけ。
NISAって、じゃあどう始めるの?(口座の作り方)で、最初の一歩を具体的に案内しています。

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よくある質問

Q. NISAで何を買えばいいか、ひとことで言うと?

A. 初心者の方は、まず「全世界の株式に連動するインデックス投資信託(いわゆる"オルカン"タイプ)」を1本、少額からコツコツ積み立てるのが分かりやすいです。1本で世界中の会社に分散でき、手数料も低めで、自分で国や銘柄を選ぶ必要がありません。

Q. インデックスとアクティブ、どう違うの?

A. インデックスは、市場全体(例:全世界や米国の株式)にまるっと連動することを目指すタイプ。アクティブは、運用のプロが「これは伸びそう」という銘柄を選んで、市場平均に勝つことを目指すタイプです。アクティブは手数料が高めですが、S&Pの調査(SPIVA)では、過去10年で日本の大型株アクティブ投信の約8割前後がインデックスに負けており、初心者はまずインデックスが無難とされています。

Q. 手数料(信託報酬)は、そんなに気にする必要ある?

A. あります。信託報酬は「持っているあいだ毎年ずっと」かかるコストなので、長く続けるほど差が積み上がります。低コストのインデックス(年0.1%前後)と割高な投信(年1〜2%)では、同じ運用成績でも、数十年後の受取額が数百万円単位で変わることもあります。

Q. 「この分野は伸びる」と思う商品を買ってはダメ?

A. ダメではありません。応援したい分野や国がある気持ちは大切にしてOKです。ただし、分野・国特化型は値動きがとても大きく(当たれば大きい/外れも大きい)、全世界インデックスより不安定になりがちです。中心(コア)は全世界インデックスにして、好きな分野は"余裕資金でおまけ程度"にすると、安心して続けやすくなります。

Q. 全世界と米国(S&P500)、どっちがいい?

A. どちらも人気で、正解はありません。米国だけに絞るとアメリカ経済に成績が左右されますが、全世界なら「どの国が伸びても取りこぼしにくい」のが安心ポイント。迷ったら、より分散のきいた全世界から始めるのが、初心者にはラクです。

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